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百日咳(ひゃくにちぜき)の感染者数が増加しています!ご注意ください
更新日令和7年4月10日木曜日
コンテンツID024878
百日咳の感染者数が全国で増加しています。福井県内の今年の感染者数(75件)は、既に去年1年間の感染者数(23件)の3倍になっています。今後も感染者数が増加する可能性があり、注意が必要です。
百日咳とは
百日咳(ひゃくにちぜき)は、百日咳菌によって発生する感染症で、激しい咳を伴います。
何歳でもかかりますが、小児が中心です。
感染経路
患者の咳やくしゃみなどのしぶきによる飛沫感染や、感染者と接触したりすることによる接触感染により感染します。
症状と経過
百日咳の経過は大きく3つの時期に分けられ、完全に治るまで約2~3か月かかることがあります。
1. カタル期(最初の約2週間)
- 普通のかぜのように、鼻水が出たり、くしゃみをしたり、軽い咳が出たりします。
- だんだん咳の回数が増え、激しくなっていきます。
2. 痙咳(けいがい)期(カタル期のあと、約2~3週間)
- 百日咳の特徴的な咳が出るようになります。これは、連続して激しく咳き込み(痙咳)、最後に息を吸う時に「ヒュー」という笛のような音がすることがあります。
- 特に夜間に咳の発作が多くなります。
- 赤ちゃんの場合は、典型的な咳が出ないこともあります。かわりに、息を止めてしまうような無呼吸発作を起こしたり、顔色や唇の色が悪くなる(チアノーゼ)、けいれん、呼吸が止まってしまうといった重い症状が出ることがあります。
- 合併症として、肺炎や脳症などを起こすこともあり、特に赤ちゃんは注意が必要です。
3. 回復期(痙咳期のあと、約2~3週間)
- 激しい咳の発作は徐々に減っていき、2~3週間ほどでほとんどなくなります。
- 大人の百日咳の場合は、子どものような特徴的な咳は出にくいですが、咳が長期間続くことがあります。
予防法
- 手洗いやマスクの着用、咳エチケットなど、基本的な感染対策が重要です。
- 百日咳の予防には、5種混合ワクチン等の接種が有効です。予防接種法に基づく定期予防接種が実施されていますので、生後2か月になったら、計画的に5種混合ワクチンを接種しましょう。
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